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ヒューマンスクランブル。
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    自宅マンションの近所に、小さな家庭料理屋兼居酒屋さんがある。

    住宅街の中にあって、派手な看板などは一切なく、ちょっと渋い、木でできた看板が出されているだけ。知る人ぞ知るという感じのお店だ。

    このお店は、私がこの界隈に暮らし始めてからちょっとして、教えてもらったところで、以来、なにかあると食べに行くという感じ。

    特にお酒を飲まなくても大丈夫なお店で、ご飯を食べに行くこともしばしば。特に、今の病気を煩ってから、愚痴というか、沈む気持ちをなんとかしたくて……ママさんのお言葉にも甘えさせてもらって、ご飯を食べに行くことが多くなった。それ以前からも、ママさんには何かとお世話になっている。ママさんは、このあたりでは、顔が広い方でもあるので、色々と助けていただいている。

    このお店で顔見知りになった人も多い。

     

    あんまり体調よくないな…でも、ご飯作るの、めんどくさいな……と思った私は、着替えて、ママのお店に行く。

    と、最近、知り合いになったMちゃんという女の子がいて、彼女のとなりにはおじいちゃまがひとり。このおじいちゃまの顔は何度か、このお店で見かけている。

    Mちゃんとと私は、ふるさとも近いということもあり、また、彼女がすごくいい子で……ソフトドリンクを飲みながら話しをしていたら、さきほどのおじいちゃまが、ママさんに何かを言っている。と、

    「ねえさん、1杯おごるよ」

    と……わ、こんなの初めてだ。

    「え?いいんですか?」

    「わー、Aさん(仮名)からごちそうなんてすごいじゃない!」

    と、Mちゃんが笑った。でも、ちょっと体調が優れないので……と、病気のことをちらっとお話しすると、ちょっとだけ表情を変えたけれど、おじいちゃまはすぐにこう言った。

    「そうだったんかい。そりゃ失礼したな。じゃ、今夜の食事は、俺がごちそうするから、ママに好きなもの、作ってもらいな」

    と……これにはびっくりした。

    私がきょとんとした顔でいると、ママさんとMちゃんが頷いてくれる。ああ、ここはちゃんと、お礼を言うべきなんだろうな。

    「ありがとございます。じゃ、今日はお言葉にあまえさせていただきます」

    すると、おじいちゃま、急に顔がとっても柔らかくなった。

     

    その後、おじいちゃまと少し話をさせてもらって、おじいちゃまはお会計を済ませると、ご機嫌でお店を出て行った。

     

    びっくりしたままの私に、ママさんが笑った。

    「よほど気にいられたみたいね、ささちゃん」

    私の隣では、Mちゃんがお酒を飲みながらうなずいている。

    「あの人、前にも顔を見たこと、あるけれど……どこの人?」

    と、私が言うと、ママさんがお話ししてくれた。

    いわく、この近隣の大地主さん。某不動産屋さんの会長さんだったんだな、これが!私でも知っている……うわー、とんでもない人だった!まぁ、色々……噂は聞いている人でもあるのだが……

    「あたしもね、孫みたいなものだからって、えらくかわいがってくれてね〜」

    と、Mちゃんが笑った。

    いわく、ママのお店が「隠れ家」みたいなもので、ほかのお店にはなかなか……いろんなオトナの都合があって……行くことができないことも多いとか。また、立場上、どうしても周囲がちやほやしてしまうというのもあるらしいが、そういったことをとても嫌がるという(まぁ、仕方ないんだけれどね)。ママのお店では、そういったこともないので、時々、飲みに来るんだそうだ。

    「でも、ママのお店って、本当にいろんな人が来るよねぇ」

    「おかげさまでね」

    市会議員さんがプライベートで来ることもある。実は、さきほどの会長さんの甥っ子さんが市会議員さんで、ママさんの息子さんと同級生というつながりもあるそうだ。

    不思議な感じもするが……でも、こういった場所、ならでわというのはあるのかもしれない。

    「じゃあ、会長さんには今まで通り、ふつうに接していればいいわけだね」

    「そうそう。それが一番、喜ぶのよ」

     

    おじいちゃま……会長さん、ごちそうさまでした。

     

    この界隈に暮らして、今年で14年目。マンションの更新も済ませた。

    まだまだ知らないことも多いけれど……でも、今じゃ、ここが第2のふるさと、みたいなもの。

    たぶん、このまま……暮らしていくんだろうね。ホントにここは住み心地がいいんだよ。

    posted by: sasayan | にちじょう。 | 23:06 | comments(0) | - | - | - |