いるんだな、これが。
- 2018.01.08 Monday
- 22:49
東北や日本海側の地域だけではなく、九州北部や山陰でも雪が降り、積もっているというけれど、その中でちらっと聞いた話し。
「ノーマルタイヤで雪道を走るのは法令違反」
だということを知っている人はどれくらいいるだろう。
みつかった場合は罰金(反則金)も、5,000〜7,000円ほど取られる。
これ、意外と知らない人が多いみたいだけれど……覚えておいたほうがいいと思うよ。
まぁ……地域柄、スタッドレスタイヤを持っていない人もいると思うけれど、でも、チェーンは、やっぱり積んでおいて損はないはずそれに、今は簡単に取り付けられるタイプのものも市販されているし。
雪国出身の私からしてみれば、ノーマルタイヤで雪道を走行するなんて、
「雪をナメている」
としか思えないんだが、ふだん、雪道に慣れていない人は、やっぱりわかってくれない人が多いんだよなぁ。
あとは、ブラックアイスバーン。
昼間に溶けた雪が水になり、それが気温が低くなる夕方になると、再度凍ってしまうという現象。これが怖い。名前の通り、黒く光っている氷……滑るんだぞ、これ。
今、住んでいるところは神奈川県内なんだけれど、稀に雪が降ったりするし、道も凍る。
数年前だったか……かなり降り積もり、マンションの周囲を雪かきしていたら、目の前の道路を行く普通乗用車を見て……あ、ノーマルタイヤ。これは、見る人が見れば、すぐにわかる。早朝、雪が降っているところを無理矢理走っていくんだけれど、当然、滑る。チェーンも巻いてない。
「死にたいのかしら……」
と、呟いたら、そこにいた女性が、
「あれ、運転しているの、旦那なんです……」
と……おいっ!
案の定、少し走った先で、スリップして身動き取れなくなってしまった。言ったこっちゃない……
また別の時は、やっぱり降り積もった道を恐る恐る歩いていたら、道路上でワゴンRが立ち往生してる。見れば、若い子たちが、周囲で騒いでいるけれど、クルマを押しても引いても動かない。というか、空回りしている状態(これをスタックという)。
「ロードサービス読んだけれど、いつになるかわからないって……」
まぁ、この状況からしてみれば、あちこちでスタックしているんだもの……そりゃそうだろうな。
パッと見ると、やっぱりノーマルタイヤ。
「ちょっといい?」
と言って、許可をもらって運転席に座らせてもらい、周囲にいた子たちをよけさせて、エンジンをかけ直し、少しずつクルマを揺らして、その場を脱出。目の前にあったコンビニの駐車場へワゴンRを入れた。
「すげえ……!」
「えー、うそでしょ?なんで?」
と、目を丸くする子たち。運転技術は、決してうまくはないけれど、これは「慣れ」の問題でもある。私も、それなりに運転しているから。
「死にたくなかったらノーマルタイヤで雪道、運転するなよ。下手すりゃ自分だけじゃなくて、歩いている人にも迷惑になる。事故になったらどうするの?これ、警察に見つかったら罰金だって知ってる?それなりの金額とられるよ?雪道を甘く見るな」
と、思わず説教してしまったこともある。
気持ちはわからんでもないんだ。
だけどね、ホント……やめてほしい。自分の命も大事だし、クルマだってかわいそうだ。
クルマは走る凶器なんだよ。
もうしばらくは、気温が低く、天気が悪い日が続くともいう。
首都圏でも気温がかなり下がるそうなので、気を付けてほしいなと……思う。