やりたいこと、やってみたいけれど…

  • 2017.06.29 Thursday
  • 21:28

色々、考えてしまうわけです…(笑)

 

うたうこと。

この半年、ずっと考えている。

この先、どうするべきか……と。

 

うたいたい。

でも、周囲が気になる……

なにかが……重荷になっているのは……事実だ。

 

やはり、ひとりで考えると、ネガティブになってしまう。

 

……相談したいんだけれど、な……

 

うたいたいんだよ。

 

だけど……

 

この気持ち、理解してくれとは言わない。

だけど、察してほしい。

 

目に見えない、何かに追われているような、監視されているような。

勝手に思っているだけかもしれないけれど、でも、やっぱり、周囲が気になって仕方ない。

 

ほらほら、ストレス抱えちゃダメでしょ、自分……

それよりも、今は体力回復を考えなきゃ。

すぐには戻らないけれど、でも、少しずつ戻していかないと。

 

過去の古傷も一緒に痛む、今の時期。

じわじわと……手術跡と顔面が痛む。

 

本当は、何も考えたくないんだけれどなぁ……(苦笑)

実家にいると…

  • 2017.06.27 Tuesday
  • 18:00

実家の家庭菜園(というにはかなり敷地が広いんだけれどね)が、実りの季節を迎えている。

そろそろキュウリが収穫できる時期で、とにかくうっかりすると……でっかくなりすぎてしまう。あと、サニーレタスにナスも採れ始めた。朝の採れたてが毎日、食卓に実家で採れた野菜があがるっていうのは、ある意味、とっても贅沢なことなんだろうなとも思う。

あと、母に頼まれて……赤シソをちょきちょきと枝から切り落とす。これは、梅漬けの中に入れるシソだ。

これを徹底的に水洗いして、きれいにして、塩にまぶし、小梅と一緒に漬ける。数か月後には美味しい、天然の赤い色で染まった梅漬けができる。

少しずつ、畑からいろんなものが出来て、それを収穫して、食卓へ。

 

母が手伝いに行っている農家さんでは、早生の巨峰(ハウス栽培)を農協へ出荷する時期になった。

初モノということで、母がいただいてきて、それもありがたくいただいた。

 

実家にいると、自然を感じることが多い。

それだけ、田舎にいるんだけれど……でも、ここ数か月、こうして実家にいると、かながわにいると感じられないものもあるとも思う。日本本来の季節を感じるんだよね、実家にいると。

 

幸せなのかもね、こういうことを身近に感じることが出来るっていうのは。

つれづれ。

  • 2017.06.24 Saturday
  • 23:13

東京駅から新幹線に乗り換える。

今は実家とかながわを往復する日が続いている。本当は、かながわのマンションで過ごしたいのだが、実家からの「要請」もあって(苦笑)、しばらくはこんな状態が続きそうだ。一度実家に戻ると、一週間から10日前後は滞在している。

仕事の再開はもう少し先。担当医や看護師の方からは焦ることはないし、体力回復の時間も必要だと言われている。どれだけの大病なのか、改めて考えてみるといいよとのこと。どうしても性格上、せっかちに考えてしまうタイプなので……派遣元や勤務先にも申し訳ないと思うのだが、すぐに復帰しても、前と同じように仕事ができるわけがないので、もう少し、時間をもらおうと思う。

 

新幹線の座席に座って、ぼんやりと窓の外を見ると、改装された東京駅正面の建物の屋根だけが見える。その向こうには高層ビル。いかにも、東京の風景。夕暮れ時でもあるので、オレンジ色の空。

 

この数日、twitterのつぶやきもちょこっと……再開したけれど、再開する前に散々つぶやいていたコトを考えれば、だいぶおとなしいと思う。また、内容についても、ちょっと考え直しているところがあって、できるだけつぶやく回数も節約(笑)しようと思っているが、でも、まぁ、私は私なので……そのあたりはこの先、どうなっていくかはわからない。

しかし、twitterは相変わらず、今の私にとってはストレスの発生源であることは変わりはない。

言いたいこともあるけれど、表向きは抑えておいたほうがいいだろう……今は(でも、いつか爆発しそうで怖いけれどな)。

 

体力ねぇ……これがホント、戻すのが大変なんだと改めて思っている。

日によって体調に差があるのは理解しているつもりだったけれど、かなり激しい差が出てくることもある。少しでもはしゃぐと、その日の夜から翌日がしんどくなる。

ちょっと考えていることがあって、後日、某所に問い合わせしてみる予定だけれど、これ以上は体重を増やすことを制限しないとならないのよね(笑)とはいっても、病気が発覚したときと考えれば、今も15キロの差があるんだけれど……(前はどれだけあったのかって言われても仕方ないわ)。

 

「……」

新幹線の中。そこそこに混みあっているけれど、指定席を取ったこともあり、右の座席には誰も来ない。ほぼ、ノンストップの新幹線なので、荷物を横に置いて、買っておいたドリンクを口にする。

色々……思うことはあるんだ。この半年間、治療のことを最優先にしていたから……色々……あるんだ。

「いて……」

手術した跡が痛い。じわりと疼痛が来る。

 

まぁ、しばらくは……治療も休みだから何も考えない時間っていうのが必要なんだろう。

そういう時間、作らないとならんよなぁ……ホントに何にも考えたくない……

不安定。

  • 2017.06.19 Monday
  • 22:53

数日前の、造影剤の影響が出ているのか、気分が悪い。

造影剤の副作用というのは、体内に入れてから数時間〜数日後に出てくることがあるらしい。

「ううむ……」

かなりしんどい。これを打ち込んでいるのも、実は時間をかけて打ち込んでいたりする。

あまりにもつづくようであれば、明日、病院へ行くことにしよう。

 

先日の診察の時に、担当医に言われたことのひとつに、

「ストレスを抱えないこと」

がある。これは以前から言われているんだけれど……どうしても、私はストレスを抱え込んでしまう傾向が強いらしい。

現に、右目の目頭のあたりに……ストレスを感じたときに出てくる傷が出ている。ううむ……困ったものである。

 

焦ることはない。

まだまだ……この先が長いんだから。

そうは思うけれど、自分の思い通りに行動できないことが、イライラする。

手足の痺れがとれないことにも焦りを感じている。

すぐにはとれないよ…とは言われているけれど……

 

なんで、こんなに焦っているんだろう。

なんで、こんなにイライラしているんだろう。

 

なにを怖がっているんだろう。

なにを不安に感じているんだろう。

 

精神的に不安定になっているかなとも思う。

明日、病院へ行こうかな、やっぱり……

 

話したい。話を聞いてほしいんだよ。

なんとか。

  • 2017.06.16 Friday
  • 23:20

週末、病院へ行く。

去年の、手術前検査以来のCT検査と腫瘍マーカーチェックだ。

週末の……総合病院の午後は、静かなもので……年季の入っている病院の建物。妙に横に広い施設なのだが、その中をてくてくと歩く。それから、いつもの中央採血室で採血して、その検査結果を待ってから、放射線科へ行く。結果次第では検査が中止になってしまう心配もあったけれど、無事にOKが出たので、造影剤を入れるための準備をしてから、CT検査室へ。

手術前検査の時は、物理的にものすごい痛くて辛くて苦しかったけれど……半年経った今は、それはない。

あの時と違うのは、副作用で完全にスキンヘッドだってことと、そして、体格だ。

 

造影剤を入れるためには、血管注射になるわけで、でも私の血管は細い…今回も看護師さん泣かせ(笑)最初は右腕に入れようかと思ったのだが、うまい具合に見つからず、左腕をさぐって、なんとか入れることが出来た。

しかし、この造影剤、私にはちょっと辛いんだよね……前回も、検査後に気持ち悪くなってしまったからなぁ。一応、今回も気を付けての撮影・注入ということになった。

15分ほどで撮影終了。

立ち上がり、隣の部屋へ移動してから針を抜いてもらって、お礼を言ってから、また病院の中を移動する。

半年通って、すっかり……なじんだ場所。婦人科外来へ行く途中で、抗がん剤治療のスペシャリスト看護師の方とばったり会った。この方には本当に本当に、お世話になっている。

「こんにちわー。今日は?」

「あ、お世話になってます。今日はCTですよ」

「ああ、そうだったわね。どう?痛みとか、まだ出てる?」

最後の抗がん剤点滴から3週間経っているのだが、副作用は未だに続いている。歩くのも少し苦労するし、相変わらず手足の痺れ、指関節の痛みやらなにやら……すぐに引くものじゃないと理解はしているが、それにしても、かなり強く出たままだ。

「なるほど。あとで先生にも話しをしておいてね。あと、今回で治療が一旦終わっても、いつでも私のところへは来てくれても大丈夫だよ。遠慮なんていらないんだからね」

「ありがとうございます」

彼女は、そのまま、自分の持ち場へ戻っていった。

婦人科外来へ行くと、受付のクラークさんがいた。このクラークさんとも、入院時からお世話になっている。というのは、クラークさんは、もともと、私が入院した病棟のスタッフステーションにいた方だからだ。だから、手術前の私のことを知っている。

「こんにちわー。検査に行ってきましたー」

「はーい」

とっても明るい方で、私が差し出した受診票をチェック、PCに入力してから、それを返してくれた。少し雑談していると、担当医の先生から呼ばれたので、診察室へ行く。

担当の先生が、電子カルテを出してくれて、必要な書類をプリントアウトしてくれた。

「こんにちわ。検査、お疲れ様でした。でね、結果から言うと、大丈夫でしたよ。腫瘍マーカーも低いし、おなかの(手術したとおころの)状態も落ち着いてる。今のところは転移もないからね」

「あああああ……よかった……」

椅子に座り、先生が出してくれた書類と電子カルテの画面を観させてもらった。

抗がん剤、効いてくれたんだ。

「半年間、よく頑張ったね。ここで一旦、お休みだ。今度は2か月後まで、様子をみましょう」

「ホントですか?無罪放免だ〜」

「いや、今回は仮釈放だよ。まだまだ、先を見ていかないといけない病気なんだからね」

先生の返事に、思わず大笑いしてしまった。面白い先生だな、やっぱり(笑)

ただ、少し注意しないといけないこともあって、改めて先生から説明を受けた。

そして、一番気になっていたこと……仕事の復帰と運動の再開についてなのだが、仕事復帰は来月まで待ってほしいということ(考えるのは来月以降)。あとは身体を動かしたいという私の希望があった。

「そうだね、いつものお散歩と……あとはスイミングかな。水の中で身体をゆっくり動かすのはいいことだし、体力の回復にもつながる。体重増加をできるだけ抑えてほしいんだ」

「あ、なるほど……」

先生が言っていることは理解できた。もともと、私は皮下脂肪の多い体質らしく、それらを少しでも減らしたほうがいいというアドバイス。手術した跡に、ちょっと気になるところがあるのだが、それらもゆっくり運動していくことで、緩和されていくんじゃないのかというのが、先生の意見だった。

「ただし、焦っちゃだめだよ。あなたのことだから、せっかちに動こうとするかもしれないけれど、体力回復がメイン。無理は禁物だからね」

「あ、はい……」

さすがに先生はわかってらっしゃる……性格上、どうしても焦ってしまうからなぁ……

派遣元の福利厚生で、スポーツクラブを利用できるはずだ。週明けにでも、健保へ問い合わせてみよう。

副作用の話しをして、新しい処方薬を出してもらうことにもなった。副作用については、この先も様子を見ていないとならない。何かあれば、いつでも電話しておいでと、先生は添えてくれた。

それから、2か月後の予約を取って、改めて先生にお礼と、これからもお願いしますというごあいさつ。

少し童顔の先生は……ニコニコと笑顔で私を見ていた。

 

総合受付で会計を済ませ、書類受付センターで必要書類を受け取り、病院を出た。

 

病気が発覚して半年。

あっという間の検査・入院・手術から半年。

半年…長かった……うん、長かったな。でも、まだ、この先があるんだ。

再発させないように、転移させないように。

 

繋いでもらった、大事な命。

苦しかった治療だけれど……ここまで辿り着いた。

まだまだ、副作用と戦わないとならないけれど、でも、ここまで来たよ。

無理はできないと…

  • 2017.06.15 Thursday
  • 02:44

ド早朝に起きて、霧雨の中を最寄り駅まで歩く。

目指すは、都内港区・青山。本田技研工業本社……ホンダ青山本社。

午前6時30分少し前に到着すると、すでに100人は待っている状態。みんな、一体、何時に起きているのよ(苦笑)

それでも、なんとか並ぶことができて、幸いにも椅子に座れる順番をゲットすることができた。

そのまま、一旦、来た道を戻る。

 

久しぶりに、早朝の電車に乗ったけれど……うーむ…なんか、違和感を覚える。

 

自宅に戻った直後に荷物が届いた。この荷物が来ないと、青山まで戻るわけにはいかなかったんだよね。

梱包を解いて、荷物を整理。

その後、少し身体を横にして、休むことにした。なんとなく、体調も気分も優れない。

 

お昼を過ぎてから起き上がり、再び着替えて外へ出る。

雨も上がっていて、少し暑いかな?という感じだ。梅雨らしい、じめっとした感じもある。

下北沢で途中下車して、とあるお店に立ち寄った。

その後、軽くお昼を食べて、渋谷へ移動。

しぶちかで、これまたとあるお店の前を通って、とある洋服にひと目惚れ。

お値段的にも、思っていたほど高くはないことにも驚いた。

しばらく、スタッフさんと話をして、その場をおいとまする。

 

メトロ銀座線に乗って、青山一丁目で下車。

ホンダ本社前は、とても賑やかだ。

佐藤琢磨くんが一時帰国、相変わらずの弾丸スケジュールだろうけれど、インディ500勝利の関連で、スポンサー企業へのあいさつ回りなどをしているという。

そして、14日はホンダ本社に併設されているショールーム兼イベントホール・ウエルカムプラザで、お祝いのファンミーティングを開催。整理券は争奪戦になったけれど……大した混乱もなく、無事に配布が終了したらしい。相変わらず、琢磨ファンというのは律儀というか、真面目というか……そういう方が多い。

 

久しぶりにお会いした方がいた。

自分の病気のことも含めて、ここ数年のことをちらとお話ししているうちに、開場時間。

18時30分から、イベントスタート。

琢磨くん、おつかれのはずなのに、いつもの笑顔で登場、会場大盛り上がり(^_^)

ちなみに、この日の模様は、後日、GAORAで放映予定。

 

20時頃には終了、その場でお知り合いになった方と一緒に途中まで帰る。

実は、この頃から体調がおかしくなっていることに気づいていた。気を付けていたのだが……

お気遣いいただいて、途中までご一緒させていただいた。

本当に嬉しかったし、ありがたいことだった。

だから、琢磨ファンって……好きなんだよなぁ。優しい方が多いから……その優しさに、今回は甘えさせていただいた。

 

途中駅で、再び、ひとりになる。

電車の中の妙な空気のこもり方と疲れが出てきたのだろう、電車で酔うなんてことはないのに……

「こりゃだめだ」

我慢の限界。

最寄り駅より、かなり手前の駅で下車。改札を出てから少し壁寄り掛かっていたけれど、それでも収まりそうもない。

タクシー乗り場に移動した。背に腹は代えられない。暢気なことを言っている場合ではないことも、すぐにわかったからだ。

タクシーの運転手さんも、私の異常な呼吸に気づいてくれたようで、ゆっくり走行してくれたようだ。プロドライバーってすごいなと思った。ほとんど揺れを感じなかったよ。

 

自宅前で停めてもらい、料金をお支払いするとき、ふと、カバンの重みに気づく。あ、ペットボトル、封を切ってない。

そこで、運転手さんにそれを差し出した。ポカリスエットのペットボトル。

「すみません、これ……」

「え?いいんですか?」

「はい。お気遣いいただいたので…お仕事の途中で飲んでください」

運転手さんが受け取ってくださったので、ホッとした。

 

部屋に入り、カギをして、そのまま倒れこんだ。

「あ〜……」

よろよろ……目が回る。

ゴロンと身体を仰向けにして、着ていた服をやっとの思いで緩めた。

「……きもちわる……」

でも、時刻は22時になる。テレビのリモコンを手にして、NHK総合にする。

『クローズアップ現代+』、琢磨くんが生出演だからだ。

横になったまま、テレビを見る。記憶が飛んだ瞬間もあったけれど……あら、琢磨くん、スーツ姿。

懐かしい映像…NHKの秘蔵VTRも登場。うわー、20年前だよ(笑)これ、とある方に見せてもらったこと、あったな……

ナビゲーターの武田アナの笑顔も、なんだかホントに嬉しそう。

「……」

呼吸は少し落ち着いたけれど、やっぱり気持ち悪いし、目が回る……グラグラする。

放送終了と同時に、完全に記憶が途切れた。

 

で、さきほど、目が覚めた。実は夕食、なにも食べていないことに気づいたのだ。

「……」

冷蔵庫の中にあった冷凍してあったご飯を解凍して、スープのもとをイン。湯を少しくわえて、簡単おじや。

恐る恐る口にして、食べられそうだったので、ゆっくり食べて、処方されている薬を飲んで、やっと落ち着いた。

まだ本調子ではないけれど……今は白湯を飲んでいる。

あ〜う〜……(涙)

無理はできないんだな、と……思った。早朝から歩き回ったことが、一番の原因だろう。

まだまだ、無理はできない。どれだけの大病なのか、理解しているつもりでも、身体は正直に疲れやその他諸々に反応する。

 

木曜日は、おとなしくしていよう、と、決めた私なのであった。

 

寝る…寝ます、はい。

眠い…

  • 2017.06.08 Thursday
  • 07:31

眠くて眠くて仕方ない。

 

もともと、眠りが浅いし、特に病気が発覚してからまとめて睡眠時間がとれない日が続いていたというのに……この数日、眠くて仕方ないのだ。

朝ご飯を食べてから、デイサービスへ向かう祖母を見送り、母が仕事へ行き(この時点で父と弟は仕事に行っている)、それらを見送ってから、そのまま眠り込む…気づけば、お昼。帰ってきた母に起こされるまで寝ていたようで、お昼を食べてから、またそのまま眠ってしまった。

翌日も似たような感じで、日中のほとんどを寝ていたらしい。

 

今まで眠れなかった分が返ってきているのか?

それとも、ほかの理由からなのか?

これを打ち込んでいても、眠気は残っている。

 

両手足の痺れは相変わらず続いている。

指関節の痛みも酷い。

キーを打っていても、いつもよりスピードは遅いし、打ち損じも多い。

仕方ないことなんだけれど、やっぱり、まだまだ……と、思う。

 

……眠い。無理せずに、まだ、身体を休めろということなのかなぁ……

日によって差があるのは仕方ないんだが…

  • 2017.06.06 Tuesday
  • 19:42

「寒いじゃねーか……」

新幹線で地元の駅まで来て、ホームに降りたとたん、口から出てしまった……寒い。

もうすぐ梅雨入りなのかなとも思うが、やっぱり、長野って標高が高いし、首都圏よりも北に位置しているんだなとも思う。

迎えに来てくれた弟の車の中でぐったり。

「姉貴、大丈夫か?」

運転しながら弟が声をかけてくれる。

「うん……今日は、まだいい方」

「やっぱり、日によって違うとか?」

「それはあるねー」

「まぁ、大病だからな。まだまだ無理はできないってことさ」

「わかっちゃいるんだけどさー……」

新幹線での移動。まだ新幹線は揺れが少ないから、身体への負担は軽減されている……と、思っているけれど、意外と負担がかかっているみたいだ。

実家に直行して、母が用意してくれた夕食を食べる。うどんと、ワラビの煮付け。ワラビは父が山から採ってきてくれた。

うどんと煮付けに入っているネギとさやえんどうは、実家の畑からのもの。あと、ほうれん草のおひたし。このほうれん草も畑から。

そろそろ、実家の畑も収穫できるものが出てきているらしい。

母のつくってくれるうどん、おいしかった。久しぶりに食べたな……あっさり、しょうゆ味。

 

薬を飲んで、風呂に入り、ベッドにもぐる。寒さがあったので、薄手の医療用キャップもかぶる。

「いてーなぁ……」

両手の指関節が曲がらない。指先が痺れて痛い。関節が曲がらないの。痺れの度合いも少し増している気がする。副作用なんだよなぁ。最後の抗がん剤点滴から2週間半になるけれど、両手足の痺れと痛みはなかなか痺れがとれない。もしかしたら、このままなのかな、と、ちょっと怖い考えも浮かんできてしまう。

キーを打ち込むスピードは、いつもより遅い。打ち損じも多い。指先の感覚がないから、ホントにキーを叩いているかどうかがわからない。画面を見て、文字が打ち込まれているから、大丈夫だとは思うのだが。

導入剤のチカラを借りて眠ることが多い自分だが、この日の夜は、導入剤ではなく、痛痒さをとるための薬を眠る直前に飲んで寝た(これがまた、眠くなるんだわ。だから一日1回、眠る直前に飲むの)。本当にこの痺れと痛み、とれてくれるかな…不安だ。

 

今のところ、転移はない。

でも、今後、ほかのところで再発しないとも限らない。

今回の化学療法は、それらを予防するためのものだったわけだけど、ホントしんどいし、辛かった…というより、辛い。

こんなに苦しい思いをするのは、私だけでいい。いや、マジで。

 

やっぱりね、怖いよ……今も。

通販。

  • 2017.06.03 Saturday
  • 10:29

今の病気をしてから、ちょっとお世話になっているのが、通販。主にAmazonさん。

登録はしてあったけれど、通販にはちょっと……引け目を感じていて、今まではあまり使わなかったんだけれどね。やはり、身動きできなくて本屋さんなんかにはなかなか足を運べないし、実家にいると、むしろ通販のほうが楽だったりも。

実際に使ってみると、やっぱり便利なんだよねぇ。再配達になることは、今のところはほとんど、ないので……本当に助かっているし、書店で取り寄せるより、遙かに早く手に入るのも魅力的かもしれない。ふだんはなるべく書店に足を運んでいるが、今回、書店で探しても、どーしても手に入らないものがあった。で、少し考えてから、Amazonさんでポチったら、翌日には届いたという……

 

ちょっと、考え直してもいいかなぁ、Amazonさんの通販を使うこと。

モノは考えようともいうしね。

何もやる気が起きません。

  • 2017.06.02 Friday
  • 06:16

「ストレスを抱えないようにしてくださいね」

半年前、入院したときに看護師さんから言われた言葉のひとつである。

ストレス……もともと、精神的に打たれ弱い自分は、どうしてもストレスを抱え込みがちになる。特にひどくなったのはこの10年くらいの間で、さらにひどくなったのは、ここ3年ほど。まぁ、ストレスを抱えていない人なんて、今の世の中にはいないだろうな。

一番のストレスは、twitter。だから、この半年、TLはほとんど見ていない。見ているだけで、イライラしてくることが多いから。もともとが、SNSは精神的に合っていないんだろうとも思う。

 

とにかく、私は周囲の目が気になって仕方ない。

「あんたは好きなことをして、これから生きていけばいい」

と言ってくれる人もいるけれど、それをやりたくても、周囲が気になって気になって仕方ない。

今回の病気になったときも、たったひとりの「暴言」(って書いちゃうぞ、もう…)によって、精神的に散々、振り回されている。

気にするなといわれても、気になって仕方ない。

私はそれほど、強い人間ではないから。

周囲を振り切るほどの力量は持っていない。勇気もない。

だから、それらができる人が本当に羨ましく思う。

 

イライラ……

 

なんだろう、このイライラ感というか、焦燥感というか……おいてけぼりを食らったような、さみしさっていうのは。

 

行きたい場所にも行けなくなっている。

やりたいこともたくさんあるのに……周囲が気になって仕方ないのだ。

 

自分を抑えている……

でも、爆発させてはいけないとも、言い聞かせている。

 

ああ、ジレンマ。

 

まぁ……理解してくれとは言わないが……

でも、どこかで、やっぱり、話しを聞いてほしいなって思っているんだろう。

 

……今は、何もやる気が起きない。

倦怠感、やる気のなさなどは、例の薬の副作用のひとつでもある。

最後の最後に来て、ガツンと来ていることも大きい。

calendar

S M T W T F S
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930 
<< June 2017 >>

selected entries

categories

archives

recent comment

  • 【トクサツ?】「蒸着……?」
    sasayan (06/12)
  • 【トクサツ?】「蒸着……?」
    hankoya (06/11)
  • Thank you『AVANTI』〜サタデーウエイティングバー『アヴァンティ』@東京ミッドタウン〜
    sasayan (04/01)
  • Thank you『AVANTI』〜サタデーウエイティングバー『アヴァンティ』@東京ミッドタウン〜
    P.B. (03/31)
  • む〜ん…
    sasayan (10/16)
  • む〜ん…
    hankoyak (10/16)
  • ファンをやっていてよかった……!
    sasayan (05/06)
  • ファンをやっていてよかった……!
    筒井巧 (05/05)
  • 【特撮】今日は一日「特撮」三昧。
    sasyan (05/04)
  • 『君の青春は輝いているか?』【追記あり!】
    sasayan (05/04)

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM