無題。

  • 2019.06.28 Friday
  • 23:15

いろんな人がいるな……って思う。

でも、本音で話せる人ってのは、ほとんどいない。

人が怖いというのも、どこかでリミッターをかけている原因のひとつかもしれない。

相変わらず、人が怖い、周囲が怖いという気持ちが、どこかにある。

 

某日、とある人と、某所で話しをしていた。相手は、仮にAさんとしておく。

Aさんは、何かと私を気にかけてくれているようで……時々、顔を見て話すこともある。

ただ、この方にも色々と過去があるようで……詳しくは私も聞いていないけれど、人づてにちょこっと……ほんの少しだけ、聞いたことがある。でも、踏み込んじゃいけないと思っているから、まぁ、そのうちに聞けるときが来るだろうと思っている。

今回は、とある事情から、だいぶ腹を割って話さないとならないことがあって……Aさんは、ノートパソコンを持ってきてくれて、それを拡げ、話しをしながら色々と打ち込んでくれる。私も、出来るだけ、話しが脱線しないように(これが私の悪い癖のひとつで、最近、それらをかなり意識して話しをするようにしている)しながら、話しを進めた。

「なるほどねー……」

と、ため息をついて、私の顔をみて苦笑いしながらも、きちんと話をしてくれる。

私と違い、理系の出身で、理路整然と話しをしてくれる。アタマ悪い私は、それらをかみ砕くのもけっこう辛いこともあるけれど、素直にわからないというと、それをうまくかみ砕いて説明もしてくれる。

 

私が素直になれる人っていうのは、ホントに限られているなぁ……(まぁ、誰でも素直になれるわけではない)。

 

その日は、コーヒーとお昼をごちそうになった。

「あんたがビンボなのはわかっているから(笑)遠慮なく注文しなされ。食べたいものを食べる、それが一番だからな」

と、あっけらかんと笑ってくれた。その瞬間、ボロボロに泣き出した私に、

「ほれ、泣かない。人の好意は素直に受け取りなさい」

「うん」

「食べることは生きていくことなんだからね」

「うん」

 

正直、追い詰められている部分がある私。

それを、Aさんはくみ取ってくれたのかな……だから、腹を割って話しなさいって言ってくれたのかな。

どうしても、素直になれない私を、Aさんはわかっていたのかもしれない。

 

甘えるつもりはないけれど……でも、本当にありがたいなって思う。

ホントに、ありがたいな。嬉しい。

 

こういう話しが出来る人は、失いたくない。

それが男性だろうが女性だろうが、何人でも、どれだけでも。

ありがとう、Aさん。

また、話し相手になってください。

 

……ああ、もう1年経つのか……会いたいなぁ……

大事なこと。生きていくための基本。

  • 2019.06.22 Saturday
  • 23:17

ちょっと訳ありで、呼吸器科の通院をさぼってしまった。

詳細は避けるけれど、でも、しばらくさぼってしまったのは事実。

 

恐る恐る、C先生のところへ顔を出した。

まずは、かなりきつくお叱りを受けた。恥ずかしい話しだが……

今、私が抱えている病気が、どれだけのものなのか。

総合病院のI先生からのこともあるし……色々……だけど、C先生は、私の顔を見て、目を見て、しっかり、話しをしてくださった。

だが、その後、それまでの厳しい表情を一転させ、いつもの柔和な表情になると……

 

「でも、今日は本当によく来てくれたね。それだけなんだよ。あなたが心配でね。がんと闘っている、そして、SASにも罹患してしまった。それを抱えて生きていくっていうのは、並大抵じゃないってのも、医者として理解しているつもりだ。僕のところに来てくれる患者さんには、治ってほしいし、ラクになってほしい。その気持ちがあるからさ。いい?こんなことで縁を切るってのは嫌なんだよ。あなただって嫌でしょう?だから、きちんと通ってきてほしい。どうしても来られない時は、きちんと連絡をすること」

 

まるで、子どもに言い聞かせてくれるように……年齢的には、私の父と同世代だろう。

「すみません……すみませんでした……」

C先生は、ボロボロに泣き出してしまった私の肩に手を置いてくださった。

「大事な身体です。治療を止めてしまって、さらに身体を壊すなんてのは、生活の基本が崩れてしまう大本なんですよ。それは、I先生たちからも聞いているでしょ?だから、一緒に治療していきましょう」

「はい…!」

「よし!僕との約束、いいね?」

 

そばにいた、看護師のRさんがニコニコ、笑ってくれていた。

 

婦人科のA先生といい、SASを最初に診ていただいた、A先生と同じ病院の呼吸器内科のI先生といい、そして、この呼吸器科のC先生といい……

私は、本当にいいドクターに出会ったんだなぁ……と、改めて思う。

 

私が抱えている病気は、まだまだ……この先が長いのだ。

ま、それもそれで……

  • 2019.06.12 Wednesday
  • 05:37

勤務先の同僚ふたりと食事する機会があった。

私よりは後に入ってきたふたりだけれど、なぜか情報通(笑)で、いろんな話を知っている。

まぁ、私は今の勤務先については、あまり近寄りたくない人が多いので……避けている部分もあるのだが、今回、一緒に食事をしたふたりは勤務先の休憩時間などでも話すことができる貴重な人たちだ。

 

派遣社員として仕事をしている以上、人の出入りはかなり激しいんだけれど、今回も勤務先の移転の話しが持ち上がり、それに関しての話しやら、今月末で退職する人の話しやらが出てきた。

まあ、いろんな人がいるというか……話しを聞いていて、なるほどねぇ……などと思ったりも。

そこそこ、仕事ができる人たちが更新かかっていないらしいとか、あの人が先月いっぱいでやめてしまったとか……

そういえば、あの人の姿が見えないね〜なんて思っていたら、すでに有休消化も兼ねて出勤していないとか。

「あれ?そうだったの?」

「ですって」

更新がかかっていない人の中には、なんとなくわからんこともないな〜っていう人もいたりする。

「ああ、わからんことはない(苦笑)あの人はね……本人は悪気があるわけじゃないんだろうけれど、目の前でえらいこと、言われたからなぁ」

「ありゃりゃ……でも、まぁ、ほかにも聞いていますよ」

ほかには、正社員のとある人が、派遣社員との親密なやりとりをしていたとのことで、その正社員は違う部署に異動させられたとか。

「ああ、やっぱり」

「あ、そう思った?」

「うん。だって、あからさまだもの。もう少しうまくやればいいのにさ、あまりにも露骨すぎて」

「仕事での範囲を超えているよね、あのべたべた感は。みんな同じこと、思っていたんだねぇ……」

「あの子、人によって態度変えすぎだと思ってる人、多いんじゃない?私も、彼女にはちょっと閉口するところがあるから」

「同じです、同じ」

「たぶん、あの人たちは自分たちが悪いなんてのは、みじんも思ってないんじゃないですかね?特に片方の人は、自分に靡かない人は完全に無視しているから」

「あー……」

3人で苦笑いしてしまう。

ベテラン勢が強すぎて、新しい人たちが萎縮しちゃうとか、新しく入ってきた人たちの中にも、ちょっと心配になる人がいるとか、長続きする人がどれくらいいるのか……とか。

ま、みんながみんな、仲良くする必要性はないんだけれどね。どの会社にもある問題だとは思っている。

 

今回、集まった私を含めた3人は、今まで勤務してきた会社で、ニンゲン関係に悩まされたという共通点がある。

適度に息抜きや毒吐きなどをしないと、ダメになるというのも共通の思いだ。

もちろん、「ここだけの話し」シリーズということで。

 

まぁ、それにしても……どこの会社に行っても、こういった話しってのはあるものだわねぇ……

ま、色々あらぁね……

  • 2019.06.03 Monday
  • 03:38

趣味とはいっても、時々、ライブステージでうたわせていただいている。

今は体調面やら精神面、生活面でのバタバタもあって、かなりセーブしている状態だけれどね。

 

だけど、ちょっとね……不平不満になっちゃうけれどさ。

とある一件があって以来、私はあまり外へ行ってうたうということは、避けている部分もある。

それは、病気を患ってからの、とある人との、ほんの些細な会話の中から出てきた、心ない「ひとこと」がきっかけだった。

相手は女の子で、やはりうたうのが得意な子。まぁ、彼女は自信家で、勢いもある。ワタシよりもうたうことは長く続けている。

こういう世界って、ある意味、独特の性格を持っている人が多い(あ、自分も含めて、ということだよ)から、まぁ、そのあたりは理解しているつもりなんだが、それにしても……それってどうなのよ?っていうことを言われたので、私はその子に近づくことはなくなった。

小さいことは気にするなと言う人もいるが、私にとっては「小さいこと」ではない。自分自身の生命に関わることに対し、あまりにも……あまりにも「大きすぎること」を言われたからだ。彼女も、色々な事情を抱えているのはなんとなく理解しているけれど、それらと比べるわけではないが……あまりにもひど過ぎる仕打ちを受けたと思っている。

 

が、狭い世界、どこかどこかで繋がってしまうのも悲しい現実でありまして……(苦笑)

 

どこかでうたいたいなって思っていても、その子の名前がちらほら、しているんだよね〜……これが。

うたうたいアカウントのtwitterで、いろんなライブハウスやイベントを主催している方からフォローしていただくことも増えたけれど、そのイベントの中で、ちらほらと……見えているんだよ。だから、自然と外へ行くことが減っているというのも、事実なのだ。

自分が主宰しているであろう、彼女出演のライブなんかもあるらしいが、どうしても出演者の名前を見ていると、同じような名前が羅列されている。私もよく知っている人たちが多い。

まぁ、自分をちやほやしてくれる人や、気に入った人たちを集めている傾向が見え隠れする。このあたりはライブ活動をしている人なら、なんとなく理解してもらえるんではないだろうか。どうしても、身内シリーズになってしまうというのか……難しいところではあるのだけれどね。

その中には、私も仲良くさせてもらっている人もいるし、私がなぜ、外へ行かなくなったか、その理由を知っている人もいる。みんな、苦笑いしているけれど、幾人かからは、

「まぁ、あの子は強気だからね。自分に自信がある子だから。あと、自分が気に入らない相手やアンチには徹底して戦う姿勢を見せちゃう。それが正しいと思っている節があるんだよ」

「いくら言っても、自分が気に入らないことは徹底的にスルーしちゃうんだよなぁ」

などという話しをきいたこともある。

 

彼女だけのせいではない、私自身にも非があるのは認める。

でも、それ以上に「重い」言葉を投げかけられた側としては、やっぱり……許せないし、許したくないし、近づきたくないというのが正直なところなのだ。

まぁ、今更、彼女に何を言ったところで、あの子が変わることはないだろうし、自分から近づいて、火種を大きくすることもないだろう。

いいよな……自分は好きなように活動して、好きな人たちと遊べるから。

自分が気に入らない相手は徹底的に潰そうとするところは、前々から見えていたし、噂には聞いていたけれどさ。

 

【ライブ出演します】

6月23日(日曜日)池袋Hoteyesにて、ふたたび、うたいます。

11:00オープン 11:15スタート 前売2000円(当日3000円)+1ドリンク

 

ノンジャンルなので、いろんな歌い手さんや「踊ってみた」さんなど、ユニークな集まりになること、必至!

また、会場のHoteyesさんは、完全禁煙!そして、フード類がとってもおいしいライブハウスなので、ぜひ、遊びに来てください。

その際に、受付で「カナデ」の名前を添えて下されば嬉しいです。

【読書感想】この先の展開も楽しみ〜異世界居酒屋のぶ 六杯目〜

  • 2019.06.01 Saturday
  • 07:17

なろう小説連載中の『異世界居酒屋のぶ』六杯目、ようやくゲットしました。

今回の表紙は、もちろん、おなじみのイラストレーター・転(くるり)さん。店の軒先でタイショーこと信之さんと、エーファちゃん、そして、看板娘・しのぶちゃんがお客様をお迎えしている場面でしょうか。よく見れば、雪が舞っているようですね。新しい登場人物も増えていますし、レギュラーキャラたちも、色々な動きの中でそれぞれが、それぞれの立ち位置をしっかり踏まえて前を見据えているような、そんな感じがします。

 

6冊目の中で、一番のメインイベント…は、個人的には、アルヌとオーサの結婚じゃないかと思います。

古都に伝わる、独特の婚姻方法があるようで……なかなか一筋縄ではいかないような展開から、ハッピーエンドを迎える。

アルヌも、最初に登場したころは、吟遊詩人を目指す放蕩息子でしたが、「のぶ」に通うようになり、憧れの詩人・クローヴィンケルさんに出会い、信之さんたちに触発されて、徐々に自分が「やるべきこと」を見出し、立派な侯爵様になるべく、邁進している感じがします。その中で、大事なパートナーを迎えるというのは、彼のこれから……古都とその周辺を治める重要人物……を、暗示しているような気がします。それにしても、立派な大叔母上がいたものです。加勢するリオンティーヌさんもリオンティーヌさんですが(笑)

<四翼の獅子>亭のリュービクさんと信之さんが初めて、タッグを組んで料理するというのも、この中で初めて書かれています。

それぞれがまったく違う世界の料理とはいえ、同じ料理人として、互いにシンパシーを感じたふたりのやりとりは、やがて、信之さんを「過去の束縛」のようなものから解き放ち、さらに前を見据えて行こうとする……その話に繋がっていきます。

しのぶちゃんは、きちんと、それを理解する……いい場面です。

 

水運ギルド<鳥娘の舟歌>マスターのエレオノーラさんと、その職員となったニコラウスの仲も気になります。

とあるひとことが始まりで、「のぶ」の給仕をすることになってしまったエレオノーラさん。戸惑う彼女に、スッと助け船を出してくれるのはニコラウス。このあたりも、気になりますね〜。エレオノーラさんは、本当はニコラウスに惚れているんだろうなぁ…でも、素直に認めたくないという、乙女心がにじみ出ているのも面白いです。

 

古都にある農産物で、トウフを作ろうと苦心するハンスの前に、ひょこっと現れたのは白狐様。

文章的にははっきりとは書かれていませんが、白狐様は、信之さんやしのぶちゃんはもちろん、エーファちゃんやハンス、リオンティーヌさん、そして訪れるお客様たちをいつも見守ってくれているというのがわかるお話しがあります。ちゃっかり、自分が食べたいものを、さりげなくリクエストしていくおちゃめなところも好きだ(笑)

信之さんとしのぶちゃんは、ハンスが出会った不思議な女性(白狐様)のことは、すぐに理解して、薄揚げをカミダナにお供え。きっと、喜んでいると思います。

ハンスもすごい……血は争えないっていうか、彼も根っからの「職人気質」なんだなぁ。

 

ほかにも、色々な出来事が書かれていますが、書き出すとキリがない(笑)

青年商人・マルコが連れてきた、東王国からの客人は、ヴェルダン家の出身(東王国が舞台のスピンオフ「異世界居酒屋げん」に通じるお話し)、エーファちゃんのお兄さん、ベルトホルトさんが連れてくる新人衛兵さんたち、アルヌとイーサクさんが銀行家の男性とする会話など……

というわけで、実際には読んでほしいなぁと思います。面白いよ〜♪

 

原作者の蝉川先生、体調を崩されて自宅静養・通院中ということがtwitterでも書かれておりました。

体調面が非常に心配ではありますが、今のところ、だいぶ安定していらっしゃるのかな……物語の続きが気になりますが、まずはお医者様のいうことを守り、ゆっくりしてほしいなぁと思います。

 

私自身も、入院直前にこの物語に出会い、入院中から1年間の療養中、このお話しに随分と救われました。

本当に大好きな物語です。

 

「のぶ」は、のんびりゆっくり、楽しみたい物語ですから……のんびり、待っていましょう。

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